阿須山中事業の公募審査はこう行われた! 一般飯能市民の方々も自己採点も面白いのでは! 理解不能なこの事業提案・事業者当選!

既に3年前の2019年2月になりますが、阿須山中事業の公募提案が審査され、
一般社団法人飯能インターナショナル・スポーツアカデミーの
メガソーラ・サッカーグランド設置事業が当選しました。

今更という事も有りますが、新井重治飯能市長はこの事業の適格性について座長になり検討委員会で検証をしています。 この検証委員は全員飯能幹部職員で、現実的には新井市長は市民との意見交換も、問い合わせにすら何の回答も行わない姿勢での対応です。

どの様に一般社団法人飯能インターナショナル・スポーツアカデミーが審査されのか、ご存知の方々も多いと思われますが、飯能市が行った審査採点を次に載せましたので、この問題を考える何かのご参考にして頂ければと考えます。


飯能市ホームページより」

公開日:2018年02月16日 
阿須山中土地有効活用事業者の選定結果について

 阿須山中有効活用事業者公募は、平成29年10月13日から公募要領を公表し、参加表明受付(3件)、事業提案受付(2件)、選定委員会によるヒアリングを含む提案審査を進め、この度、最優秀提案事業者を決定しました。

≪最優秀提案事業者≫

一般社団法人飯能インターナショナル・スポーツアカデミー(飯能市稲荷町)
≪提案内容≫

 「飯能の未来を託す子どもの育成環境整備と地方創生のためのシティプロモーションの実現」
・ サッカー強豪クラブである「ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)」の育成プログラムを取り入れたトレーニング施設を設置し、世界に通用する選手を飯能から輩出
・ 市内外からプロサッカー選手を目指すキッズ、ジュニア、ユース世代の選手を迎え入れ、交流人口を増加
・ 再生エネルギー利活用等の太陽光発電ソーラーパネルの設置やサッカーグラウンドの整備を行い、その施設等の維持管理などで新たな雇用を創出
ボカ・ジュニアーズを通じたアルゼンチンとの友好関係の構築、観光、物産、人的交流の流れを創出
・ メガ・ソーラーによる売電収入を、世界的サッカークラブライセンスと連携したスポーツ施設・育成プログラムの設置、構築、運営に活用する地方創生モデルスキーム。


一般社団法人飯能インターナショナル・スポーツアカデミー(飯能ISA)とその事業提案とは。
①公募当選時「BOCA(ボカ)ジュニアーズサッカースクールは事業開始3年弱、年間売上2千万円程です。(現在、公募当選から2年以上経過での売上は公募当選時と同様の約2千万円程です。) 
②飯能ISAの事業提案は飯能市所有の阿須山中里山丘陵地約17ヘクタール(ha)を
a) 大規模に樹木を伐採し、3ケ所の深さ20m以上の谷を切土盛土で埋める。
b) 約11メガワット時(MWH)のソーラパネルを敷設し、太陽光発電所を設置する。
c) BOCA飯能ISA専用サッカーグラウンドを設置する。


飯能市が公表していない飯能ISAや提案事業の内容
①飯能ISAは法人代表が1人運営していて、現在もその状態です。飯能市稲荷町の拠点は常時閉鎖状態です。 ホームページ掲載の電話は全く繋がりません。
②阿須山中里山丘陵地は北西向きで太陽光発電には不適とされる場所です。
③サッカーコートは同様に北西向き山陰の日陰地で、更に山地の大規模伐採造成伴い設置される深さ6m程の大きな調整池の底をサッカーコートと併用するものです。
④このサッカーコートは付近の道路から約20m山を登った場所になります。
⑤この事業を行う為に掛かる初期費用は大規模な樹木伐採や造成工事費も掛かり、約23億円程です。
⑥この初期費用の大半は太陽光発電所に掛かる費用で、サッカーコートの設置費用はその一部です。
⑦飯能ISAには此れ程の大規模太陽光発電も小規模の物も含め太陽光発電事業の実績や経験は全く有りません。
⑧事業用地は飯能市からの借地で土地を担保とした事業資金の融資を受ける事は出来ません。
⑨飯能ISAは「利益」を出す事は出来ない一般社団法人の為、通常は融資を受ける事難しいとされています。
⑩飯能ISAの事業提案ではサッカースクールの売り上げは阿須山中を拠点としたの後は、毎年5千万円程とあり、その後は毎年の事業の「進展や発展」は無く、20年後も同様となっています。
⑪飯能ISAの事業収支計画書によると、事業収支は毎年約1億円程の赤字が10年間継続し10億円の負債とあり、この10億円の負債の資金繰りも、10年後の資金繰りも全く示されていません。
⑫同じ飯能ISAの事業収支計画書には事業開始時の初期投資額約23億円は「自己資金」と有ります。 一方で同じ収支計画書に毎年約2億3千万円の借入返済とも有ります。
⑬面積が1ヘクタールを越え、都市計画法で幅6mの接道が要求される為、飯能ISAの公募提案書には事業地の北側の丘陵を越えて幅6mの接道を設置する有ります。(注:当選後この接道計画は没に為っています)
⑭飯能ISAの公募提案書には飯能ISAの代表と共に、BOCAサッカースクールの拠点国であるアルゼンチン大使館を、当時の大久保飯能市長が公募策定中に訪問した際の写真が示されています。

このような前提で飯能ISAの事業提案は、他の1件の応募提案と共に、11名の飯能市部課長による審議会で次の要領で審査されました。


宜しければ皆さんも採点してみて下さい。


審査配点と採点方法

f:id:merumaga_hannou:20220212175617j:plain

f:id:merumaga_hannou:20220212175657j:plain

f:id:merumaga_hannou:20220212175739j:plain

飯能市の審査結果(11名審査委員の合計点:11人で割れば一人の平均得点となります)

f:id:merumaga_hannou:20220212175928j:plain

如何ですか?